肉食を減らして環境保護に貢献する

肉食を減らして環境保護に貢献する
国連の気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change:IPCC)は
「私たちは肉食を減らし植物性食品の食事にして気候変動の影響に取り組む手助けをするべきだ」
と強く求めています。

 

こんにちは。よぎふるです。

欧米人の肉消費は年間100kgを超え日本人の倍以上の量を食しています。

そんな欧米人にとってはショッキングな報告書が2019年9月8日に提出されました。

IPCCは「欧米諸国で肉及び乳製品の消費が多すぎることが地球温暖化を助長している」というのです。

普段私たちは肉食と環境破壊に関係があるかどうかということを意識していません。しかし、国際的な専門家で作られる組織 IPCC(国連の気候辺土に関する政府間パネル)が今回地球温暖化対策のひとつとして「肉食を減らしませんか?」と提案してきました。

その内容とは一体どのようなものなのでしょうか。

 

私たちの食事と環境問題

 

 

「肉をベースとした食事の方が植物ベースのものより気候への影響が大きい」というのが今回の報告です。気候変動は自分達とはかけ離れた抽象的な概念とも思えるものですが、今回の報告書は私たち個人の目の前に提示したということです。

私たちが毎日何を選んで食べるかということが気候変動に関係しています。

 

肉生産が与える環境負荷

 

 

肉や乳製品の生産は野菜や果物、穀物よりも環境負荷が大きいと言われています。

例えば牛肉1kgを生産するためにトウモロコシの量は11kg、水は20,700リットル必要になります。

トウモロコシ1kgを育てるのであれば水は1,900リットルで済みます。

肉食が進めば餌や水が大量に使われ、本来人が食べる穀物さえも肉に変えられてしまうのです。

環境保護で大切なことは森林破壊を止めることです。森林は二酸化炭素を大量に蓄えてくれますが、牧畜のために切り倒されています。

豊かな森林が放牧地や家畜の餌となる大豆や穀物を育てるための畑に変わっていっているのです。

温室効果ガスのひとつであるメタンは二酸化炭素の25倍の温暖化能力がありますがそのメタンは動物から発生します。メタン総排出量の21%が畜産由来という報告もあります。

肉食を減らし植物性の食品を採ることによって地球を助ける手伝いができると科学者は言っています。

なにを食べるかによって温暖化ガスの量が変わってきます。ブロッコリーかスペアリブかで温暖化の進み方が変わるのです。

再生可能エネルギーに変えるだけでは明らかに不十分なのです。

 

食品ロスの罪

 

 

地球の気温は年々上昇していてそれが食糧供給をより困難にしているかもしれません。

世界の人口は増え続けています。21世紀半ばには今より20億人増加すると考えられています。

しかしながら現在食品の3分の1が捨てられその量は毎年13億トンに上ります。

日本では年間646万トン廃棄されていて一人当たりにすると51kgにもなります。これは日本人が1年に食べるお米の量54kgに匹敵します。更に食品ロスの半分は家庭から排出されているのです。

食品ロスを減らすことも今すぐにできる温暖化対策になります。

私たちがまだ食べられるのに捨ててしまう食品はゴミとなりそのゴミから出るガスが更に気温を上昇させるのです。

地球で生産される食物は最大で30%が無駄になっています。これだけで温室効果ガスの8-10%に相当するのです。

 

現在の食生活は地球環境を悪化させている

 

 

私たちの食生活は気温を上昇させ土壌の質を低下させています。

私たちが食べ方や農業のありかたを大きく変えられれば地球温暖化を防げるかもしれません。もしできなければ食糧供給、健康、生物の多様性が危険にさらされます。

地球の土地は集約的に使われています。農業や大規模な畜産そして森林伐採が膨大な温室効果ガスの排出につながり、温暖化を加速しているのです。

人間は氷に覆われていない土地の70%以上を利用し、1/4を破壊しました。我々の食品製造方法、その消費の仕方が自然のエコシステムと生物の多様性が失われる決定的な要因になっています。

温室効果ガスの23%は農業活動で発生しています。この50年食習慣に変化がおき、一人当たりの肉の消費量は2倍を上回っています。

このまま何も対策もせずに肉食を増やし、食べ物を無駄に廃棄していったら地球は持ちません。

 

欧米だけでなく世界全体で取り組むべき問題

 

今回のIPCCの報告は肉食をメインとしている欧米人向けに発せられているので、日本のニュースでは取り上げられません。

しかし、地球温暖化の問題は当然日本人も考えなくてはならない課題です。

日本人は欧米人ほど肉食をしないにしても、肉の生産が与える環境負荷については知っていることが必要です。

実際、世界の最貧国の中には作物を育てられず生きていくために動物が頼りという遊牧民たちがいますし、健康状態にとって肉が有益であるという人達も世界中にいます。

IPCCも温暖化対策のために「肉食を辞めるように」とは言っていません。

ベジタリアンになる必要はないのです。

しかし肉食をする人達が少しでも必要以上に食べるのを控えてみたり、環境に優しい方法で生産された肉を選ぶのであればそれだけで温暖化対策に貢献していることになります。

更に食品ロスの問題に関して言えば日本は最排出国のひとつです。

外食で食べきれないほど注文したり、ほんの少しだけ賞味期限が過ぎたからと言って自分の舌で確認もしないで捨ててしまうなんてことは、食べたくても食べられない貧困の人の分まで奪っていることになるのです。

 

まとめ 食卓から環境保護を

 

 

先ず肉食を減らしてみましょう。肉食をするならできる限り気候に優しい方法で生産されたものをおすすめします。そして健康のためにも野菜・穀物・果物を多く摂取しましょう。

これを世界の人が心がけるだけで環境破壊のスピードは穏やかになります。

フランスのニュースでは次のように伝えていました。

地球を守るために理想的な食事とはどのようなものでしょうか。
地球にも健康にもよいバランスのとれた食事です。
果物と野菜で1日に500g必要です。穀物が200g、牛乳1杯あるいは同等のチーズなどの乳製品。魚は週に最大2切れまで、肉は一切れまでです。
全員がこのような食習慣を守れば温室効果ガスの排出は2050年までに半分減らすことができるでしょう。

日本人がまだ欧米人よりも肉の消費量が少ないのは和食を頂いているからでしょう。

伝統的な和食であれば野菜・穀物中心になりますし、動物性たんぱく質はお魚からになります。もともと日本人の食生活は健康にも環境に優しいものなのです。

そして、出された食事はこぼさずに・残さずに大切に頂く。

本来日本人は当たり前にできていたことです。私も子供のときからそのように育てられました。お米の一粒も無駄にしてはいけません。

昔ながらの日本人の精神があれば、過剰な肉食や食品ロスによる地球温暖化促進はありえません。

今ここでできることから始めましょう。

 

では、ごきげんよう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

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