毎日の生活の中で私たちはさまざまな気分を味わいます。
朝からお天気がよく爽快な気分であればその日何か良いことがあるかもしれないと期待します。逆に朝から二日酔いで最悪の気分であればやる事なす事うまくいかないかもしれません。
私たちの気分は毎日どころか瞬間瞬間上下します。
そんな移ろいゆく私たちの気分ですが、その気分によって人生の良し悪しが決まるとしたらどうでしょう?
「いい気分になりたいのになれない」、できれば毎日いつも「いい気分」でいたい。そのために必要なことは何でしょうか。
今いい気分ですか?
ちょっとあなた自身に聞いてみてください。
「私は今どんな気分だろう?」
「今いい気分かしら?」
毎日どころか毎瞬毎瞬変化する気分に常に注意を払っていることが少ないことに気が付くのではないでしょうか。
常にストレスなくニコニコいい気分であれば言うことなしですが、そんな時間は一日の中で意外にも少ないものです。
反射的にイラッとしたり、周囲の人のことが気になってモヤモヤしたり、漠然とした不安があったり、明日のことが憂鬱になったり・・・。
そんないい気分になれない時間も一日の中には存在します。場合によってはいつまでも引きずってしまいます。
実は人は自分の気分を意識せずに放っておくとあまりいい状態にはなっていかないのです。
それには理由があります。
人間は1日になんと7万回思考し、そのうちの8割は否定的なことと言われているのです。
健康、お金、人間関係、老後、などなど。意識していなくてもその8割の否定的な思考に支配されてしまいます。
思考のほとんどを占めている否定的な部分がせっかくのいい気分を長続きさせてくれないのです。
そのような思考の仕組みがあるため、意識的にいい気分でいないと常にいい気分でいることは難しいのです。
今の気分がこれからの現実を決める
では、私たちの気分が人生の良し悪しに影響するというのはどういうことでしょうか。
いい気分でいるとその気分に合わせた「いい気分でいられる現実がやってくる」と言われています。
【引き寄せの法則】と呼ばれるものです。
あなたがいい気分でいる以上に重要なことは何もない(エイブラハム)
自分が感じている、出している気分が次の現実を創り出すのです。
いい気分でいればいい気分でいられる現実が、嫌な気分でいれば嫌な気分が続く現実が作り出されるのです。
もし、今あなたが体験している現実がいい気分にさせてくれないものであるならば、過去のあなたがどのような気分であったか思い返してみてださい。
なにしろ人は一日のうちの8割は否定的なことを無意識に考えているのです。そんな思考に支配されていたらいい気分でいることなんてできません。
無意識のうちに否定的思考をめぐらし、その否定的な考えによって気分がモヤモヤして晴れない。ちょっと楽しいことがあって気分がよくなっても長続きしない。そんな日常を続けていたとしたら・・・。
今のあなたは過去のあなたの気分が創り出した現実を体験しているのです。
思考の仕組みに反して常に意識的ににいい気分でいなければ、自動的に人生下り坂を進んでいってしまいます。
だからあなたや私はいい気分でいられる現実を体験できないのです。
しかし、今の現実は過去の気分の結果。今の現実とあなたの気分の間には何の関係もありません。
嫌な現実を体験しても嫌な気分にならなくてもいいのです。ここで嫌な気分になったら、この気分と同じ現実が再び将来やってきてしまいます。
いい気分なのに周りを気にしてしまう
自分自身の気分なので意識的にいい気分でいようとします。しかし、こんなことを思ったことはありませんか?
「自分だけいい気分でいていいのかしら?」
「自分だけいい気分でニヤニヤしていたら気持ち悪い」
「周囲の人がそうではないのに自分だけがいい気分でいたら変な目で見られるかも」
また、周囲に一人だけ常にいい気分でいる人を見かけたら
「なにあの人!自分だけいつも上機嫌で。調子にのっているんじゃない?」
「私はこんな状態なのに、他人が気分がいいのってなんかムカつく」
自分の気分は自分だけのもの。いい気分でも悪い気分でもその人が選択すれば他人がとやかく言うことはできないし、自分の気分を他人にゆだねる必要もないのです。
誰にも遠慮せずにいい気分でいることはできるのです。
世界中が悪い気分の人だらけでも自分だけはいい気分でいることを選択しましょう。
いい気分でいることを許す
私は若い時、学生時代~20代は常に不機嫌な人間でした。いつもストレスがありイライラしていました。人付き合いが苦手で、腰痛もあるし、仕事も大変。毎日なんだか憂鬱。
多くの人が人生で最も楽しく輝ける時代を私はいい気分で過ごすことができませんでした。
嫌な気分、不機嫌でいる自分がデフォルトだったのです。
なので、よく「怒ってる?」と聞かれたものです・・・。
「いい気分でいない自分」が普通であったので、いい気分でいることに違和感や引け目がありました。
「自分だけが気分よく過ごす」ことを良しとしない気持ちがどこかにあったのかもしれません。
「気分のいい私」では自分らしくないとまで思っていました。
またまた自己肯定感の低い私の悪い癖で「いい気分でいる」ことすら自分に許していなかったのです。
あなたや私がいい気分でいることに誰の許可も必要ありません。いつ何時でもいい気分でいることを選択できるのです。
「いい気分でいる」ために必要なことは「いい気分でいてもいい」と自分自身に許してあげることです。
いい気分でいることは難しくない
いい気分でいることに慣れていない私は「いい気分=機嫌がいい」と思って少しハードルが高く感じました。
いつも誰に対してもニコニコして機嫌がいいことが気分のいい状態だと思っていたのです。機嫌が悪いことが定番の私にとってはありない状態でした。
しかし、気分を良くするってそういうことだけではないのです。
- 美味しいものを食べる
- お風呂にゆっくり浸かる
- 眠くなったら寝る
- 仲のいい友達とおしゃべりする
- 何もしたくなければ何もしない
- 趣味に没頭する
他人に対して機嫌よくしている必要はないのです。自分の望むことを聞いてあげる、やってあげるだけで気分はよくなっていきます。
まとめ 私はいい気分でいていい
同じ現実でも気分次第で見える景色も変わってきます。誰でも自らのいい気分を通していい気分になれる現実を創ることができるのです。
例え周囲の人がいい気分でいることを選択しなくてもそれに自分が合わせる必要はないのです。自分だけがいい気分でいることを選択してもいいのです。
あなたや私はいい気分でいていいのです。
私自身は自分にいい気分でいてもいいと許したら、嫌な思いや憂鬱な思いと距離ができてきたように感じます。
今の現実は何も変わっていません。しかし、今のいい気分はこれからやってくる現実に影響します。
今はまだ何も変わらなくても、これからやってくる現実を楽しみにいい気分でいましょう。
では、ごきげんよう♪
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