ダイエットやアンチエイジング、体力づくりに必須なことと言えば「定期的な運動」が挙げられます。
日頃から運動習慣のある人には身体を動かすことはなんの苦労もないかもしれませんが、私のような運動が苦手な人はなかなかそのようにはいきません。
だからと言って運動習慣を身につけずにこれからの人生を歩んでいくのは健康上大きなリスクが伴います。
日常の運動経験のない人が少しずつ無理をせず運動を生活に取り入れていくにはどのような工夫が必要でしょうか。
週1回のエクササイズのおためし
運動を日常生活に取り入れた方がいいことはわかってはいるけれどなかなか時間がとれない、長続きしない、自分にあった運動がわからないなどいろいろな理由で取り組めないことってありますよね。
しかし、それを1週間に1回だけ、時間の空いているときに、気分が乗っているときにだけ運動するというのはいかがでしょうか?
1回だけなので、おためしにいろいろな運動にチャレンジしてみる。向かないな、難しいなと思ったら別のものに挑戦する。
飽きっぽい性格でも関係ないのです。例えば、
- お天気のいい日に散歩がてらウォーキングをしてみる
- スポーツジムのビジターでマシンやプールを試してみる
- ヨガやピラティスなどの体験レッスンに参加してみる
- 週に1日だけ自転車通勤する
- 動画を見ながら踊る
- 念入りにストレッチをする
なんでもいいのでとにかく気になる運動をおためししてみるのです。
しかも1週間に1回だけ。レジャー感覚で楽しんでみましょう。1回だけなので三日坊主なんてありえません。
身体を動かすことが「気持ちがいいかも!」と思えればOKです。
経験談:身体は週1回でも運動を記憶している
私は今、健康のために自分の好きなこと(水泳、ヨガ、たまにウォーキング)をマイペースで続けていますが、学生のときは運動が嫌いで苦手で体育の時間が本当に憂鬱でした。競争することが嫌いだったり、友達のように軽やかに動けなかったりでろくな思い出がありません。
何歳の時かは忘れましたが、学生時代の体育の時間に秋になるとマラソンの練習が週に1回ありました。
学校の周辺の坂のある住宅地を1周走らされます。だいたい4~5kmくらいだったと思います。運動部の人にはなんの苦労もありませんが、体育の時間以外身体を動かすことのない私にとっては走りきれないのです。ほとんど歩きっぱなし。
しかも翌日は筋肉痛。
恐ろしく体力のない学生でしたが、驚いたことに翌週の授業になると少しだけ走れるようになるのです。次の日の筋肉痛も先週より軽いのです。さらに次の週の授業ではもっと楽に走れて筋肉痛がなくなるのです。マラソンの授業は1ヵ月半ほどありましたが最後には坂道も歩かずに完走できるようになっていました。
そのときに「週に1回の運動でも体力がつくんだ」と思ったのです。
身体って週1回の運動でも記憶しているんですね。少しずつ慣れていくんです。
やらないよりずっとマシ
運動嫌いの私は社会人になったら全く身体を動かさなくなりました。おかげで腰痛にも悩まされました。
体育のマラソンの授業の経験で「週に1回でも身体は動かしたほうがいいかも」と思うようになったので、腰痛対策としてプール通いを始めました。
陸上の運動は苦手でしたが、泳ぐことはできたのでジムではなくプールにしました。
しかし、泳げたとは言えクロールで100mも続かないくらいの体力しかありませんでした(75mが精一杯)。
週に1~2回プールに通って水中ウォーキングとスイムを合わせて1000m行うようにしました。こんな程度のプール通いですが、細く長くで20年は超えました。
現在は週に1回のペースで泳がずにウォーキングのみの場合もありますが、クロールで500m泳いでも平気になりました。明らかに学生時代よりも体力がつきました。
「週に1回ならやってもやらなくても同じ」と思ってさぼっていると、再開したときに身体が全く動いてくれないことに驚かされます。
週に1回でも動いたほうが絶対にいいのです。
週1回エクササイズのメリット・デメリット
週1回エクササイズはあくまでも普段から運動習慣がない人向けの運動の提案です。効果よりも身体を動かすことが快適だということを自分に教えてあげましょう。
週1回なので運動量は少し多めにしてみましょう。汗をかいてスッキリしたり、心地よい疲労感が残るくらいが「運動をした」という満足感があります。頑張りすぎて筋肉痛になったとしても翌週のエクササイズまでにはすっかり元に戻っています。
- 気が向いたとき、やる気のあるときにできる
- いつも同じ運動にする必要なし
- そのときの自分にあった運動ができる
- 義務的にならないので精神的負担が少ない
- 三日坊主にならない
- 身体の負担が少ない
- ストレス解消になる
やはり週1回の運動では劇的な身体的変化は起こりにくいのが実感です。
- 週1回では痩せない
- 行き放題のジムの会員になると少しもったいない
- 身体の変化が実感できるのが遅い
細く長く続けていく
週に1回の運動なのですぐに効果は実感できません。
そこで重要になってくるのは「長く続けること」になります。
「いまさら運動習慣なんて・・・。」と言って大丈夫でいられるのは若いうちだけです。
アラフォー、アラフィフになると運動習慣のあるなしが今後の人生の質を左右します。
- 水を飲むだけでも太ってしまう身体
- 日々衰えていく筋肉、重力に耐えられなくなる体形
- 何もないところで躓くようになる
- 体力も落ち、膝や腰が痛くなって外出も楽しめない
など、うんざりするような未来がやってくるかもしれません。
しかし、今からでも週1回の運動習慣が身につけば身体も心も軽やかにいられるのです。
週1回エクササイズを何種類も取り入れる
週1回の運動習慣が身につくともっと回数を増やしてみたくなります。
週1回のウォーキングを2回3回にする。
とてもいいことですよね。
しかしここでおススメしたいのが、「他の種類の運動を取り入れる」ことです。
週1回のウォーキングを続けながら、週1回の筋トレ、水泳、ヨガなど別のメニューを始めるのです。
異なる運動をすると、身体の使われる部分も違ってきます。
「ウォーキングをして足腰が丈夫になってきたけど、ヨガを始めたらこんなに身体が硬いとは思わなかった」という感じです。
筋トレを取り入れれば、上半身の弱さに気がつくでしょう。水泳のクロールができるようになれば肩こりも解消していきます。
いくつもの運動を取り入れると飽きずに楽しんで行うことができます。
さらに全身をまんべんなく動かすことができるようになります。
まとめ
運動習慣を身につけることは大事なこととわかってはいるけど、「何から始めたらいいのか」とか「続けられるかしら」とか思い悩みますよね。
興味のある好きな運動をおためしに週1回だけやってみることを続けることで、身体を動かすことの抵抗をなくしていくことができます。
いろいろ試してみて気に入ったメニューがあれば続ければいいし、毎回毎回違うメニューに挑戦するのも自分の可能性を広げられるので楽しいものです。
とにかくやることは「週に1回だけしっかり身体を動かす」コレだけです。続けていくことによって、今まで運動習慣のなかった人でも運動効果を実感することができます。
運動習慣のない人が「痩せるため」や「ボディメイクのため」にいきなり激しいトレーニングを始めようとしても続けることはできません。先ずは週1回の運動習慣を身に付けてから目的のトレーニングに移行すればスムーズにできるはずです。
運動が苦手でも関係ありません。自分のために楽しく身体を動かしていきましょう。
では、ごきげんよう♪
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