こんにちは。よぎふるです。
腰痛対策や治療法にはさまざまなものがあり、痛みに悩まされている方はいくつかを実施されていると思います。
日頃の生活に取り入れることのできる体操やストレッチ、定期的なマッサージや病院での治療などがおなじみです。
腰周りがほぐれることによって痛みが軽くなり、動きやすくなったりするのは効果を実感しやすいところです。
しかし、今まで試した中でどうして痛みがやわらぐのかがわからない方法があるのです。
それが
「読書をしたら腰痛が軽くなった」
というものです。
腰痛は<怒り>である(長谷川淳史著)
2000年が初版のこの本を10年後の2010年に読みました。
当時気になっていた本で、急に腰を痛めて苦しんでいるときに藁をもすがる思いで買いました。
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内容
この本の目的は「腰痛を治すこと」。
そして、「この本を読んで内容を理解し、考えかたを変えるだけでいいのです。」とあります。
医療が日々発達している現代にありながら、腰痛を患う人は増えています。
腰痛患者は医療関係者やマスメディアにより否定的な信念を植え付けられ、それが「呪い」となって苦しめられているのです。
ニューヨーク大学医学部のジョン・サーノ教授は「TMS理論」を提唱し、腰痛の「呪い」を解きます。
TMSとは「Tension Myositis Syndrome 」の略称で日本語では「緊張性筋炎症候群」と訳されます。
「痛みを伴う筋肉の生理的変化」と定義づけられ、腰痛だけでなく肩こりや関節痛などすべては共通した原因によるひとつの症候群だと言うのです。
心の状態と痛みとの間には密接な関係があり、慢性的なストレスを受けると筋肉の血流不足を招き酸素が欠乏します。
この筋肉の酸素欠乏により、筋肉痛・痙攣・神経障害が引き起こされるのです。
ストレスを受けたときに発生する不快な感情は無意識に抑圧され意識されません。しかし、ふとしたきっかけでこの不快な感情が表に出てくるときに「痛み」となり自覚されるのです。
その不快な感情が「怒り」です。
- 日常生活上のストレス
- 幼少時のトラウマ
- 完全主義や善良主義による内的葛藤
身体の痛みは「向き合いたくない心の痛み」=「怒り」だったのです。
「怒り」の存在を認識し受け入れることによって抑圧されるものがなくなり痛みも消えます。
TMS理論を心の底から理解すれば腰痛改善だけでなく再発予防にも役立つのです。
(怒りは無意識下に抑圧されたものであるため、TMS理論の理解も表面上ではだめということです。)
腰痛はどうなったか?
本を購入した当時の日記を読み返してみました。このときはかなりひどい腰痛の再発でした。
2.23 腰痛発生。仕事はなんとかこなせたものの帰宅後腰痛体操をしたら悪化。歩けなくなる。
2.24 椅子に座っていられないので会社を休む。整体に行って治療。 2.25 月末のため普段より仕事が忙しいので会社をこれ以上休めない。しかし座り仕事はかなりつらい。 2.26 今日も痛みがひどい。仕事の最中に休憩室に行って横にならないと耐えられないくらい。 2.27 土曜日でお休み。再び整体へ。行くときには車に乗って後方確認ができなかったが治療後はできるようになった。 3. 5 予定していた旅行を1ヶ月延期する。「腰痛は<怒り>である」を購入。 3. 7 日曜日なので腰に負担をかけないように過ごす。かなり楽にはなってきたが、立ち上がるときにかなり痛む。 3. 9 雪が30~40センチ降ったが腰が痛くて雪かきできない。 3.14 やっと身体が動かせるようになってきた。 4.9 延期していた旅行(国内)に行く。腰痛の発生なし。 |
ちょうど仕事が忙しい時期でストレスがかなり溜まっていたようです。
本を読み始めて1週間ほどで回復していますが、これが読書の効果であったのかは今ではわかりません。しかし、
「この精神状態や感情が腰痛を悪化させているのか?」と意識を向けるようになりました。
今まで腰が痛くて苦しんでいるときに自分の感情なんて気にしたことありませんでした。
それ以来、腰の調子がおかしいな?と感じるときにはこの本を読むようにしました。何回も読むうちに、
「この本を読むと腰痛がよくなる!」と思えるようになりました。
旅行のときは湿布・コルセット・「腰痛は<怒り>である」をセットにして持って行けば安心できました。
あれから9年経ちますがもう大丈夫です。
なぜ読書で腰痛改善?
腰痛患者は「腰痛神話」とも呼べる呪い=否定的な信念を植えつけられています。
- 年齢だからしょうがない
- 二足歩行をする人類の宿命だ
- 椎間板ヘルニアだから坐骨神経痛もあって当たり前
- 筋力の衰え
- 姿勢が悪い
- 重たいものを持ってはいけない などなど
今まで幾度となく情報として取り入れてきているので、それらが常識となっています。
しかし、腰の痛みと「腰痛神話」の因果関係はないという「腰痛は<怒り>である」を読むと、
今まで聞いたこともなかった新しい情報に
「えぇー!そうなの?」
とびっくりして意識が書き換わっていきます。
腰痛改善のための最新の正しい知識を何度も何度も取り入れていくことにより、腰痛に対する不安や恐怖がなくなっていきます。
その知識を定着させるために読書が有効なのです。
広がりはじめた読書療法
腰痛に対する「呪い」でなく「正しい知識」が得られる本もいろいろ出版されています。
1冊を何回も読むもよし。さまざまな角度から正しい知識を得るもよし。自分の身体の症状に対する正しい知識を得ることで安心します。
身体の不調を感じると「何が起こったのか?」「なぜこうなったのか?」「どうすれば良くなるのか?」という思いがぐるぐるとめぐってきます。
病院に行って先生のお話を聞いても待ち時間の何分の一かの時間しか相手にしてもらえず、無理やり先生の言葉を納得するように自分に言い聞かせます。
でもこの不調は変わらないし、よくわからないし、不安だし・・・。
病院の先生をこちらが納得するまで拘束することはできませんが、読書療法ならば心の底から納得するまで、安心するまで読み込むことができます。
まとめ 試してみる価値あり
腰痛をはじめとする筋肉の痛みは向き合いたくない不快な感情から目をそらすために発生しています。
現代人は日々さまざまなストレスにさらされているので、医療が発達しても腰痛患者は減っていかないのですね。
腰痛改善のためだけでなく自分の内側の感情や想いに正直に向き合うことは心身の健康を保つためにも必要です。
心の中でいっぱいいっぱいになってしまった自分が痛みを通じて助けを求めているのです。
この「腰痛は<怒り>である」を読むと、今まで私が腰痛対策で行ってきたコルセットや湿布・腰痛体操などは意味がないことになってしまいます・・・。
しかし、自分なりの腰痛対策をして効果が実感できると思っているので、このまま続けてもいいと思っています。
腰痛体操やヨガ、プール通いなどは気持ちがいいので心身の健康には役立っているはずです。
今までつらい腰痛に悩まされて身体の痛みのみに目を向けて対処されてきた方は是非一度読書療法を試されるといいと思います。
TMS理論をしっかりと理解するためには少し時間が必要ですが、本1冊で今までの苦痛から開放されるとしたらワクワクしませんか?
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では、ごきげんよう (^_^)/~
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